~せとうちに〈ある〉もの~Part 2

2019年9月6日

スタッフ紹介

〈ある〉は、ある瞬間を迎えるまで、それぞれにとっては「ない」も同然です。
お互いの中に最初から確固として「ある」のではなく、両者の交じり合いのなかで、
初めて明確な輪郭を帯びていくもの、そんな響き愛のなかで、初めて姿を現すもの。

「ある」より〈ある〉の方が優れているだとか、
「ある」より〈ある〉が本質的だとか、そういうことであはりません。

「ある」もののやりとりをきっかけに〈ある〉ものが浮かび上がり、
同時に、〈ある〉ものなくし「ある」ものは存在しえないことに気づくこと。
定食屋さんで起こっていることは、こういう〈ある〉ものの
分かち合いなのではないでしょうか。

私たちにとって、「ある」も〈ある〉もどちらも同じように大切なものです。

交換が交感を呼び起こし、交感が交換を実りあるものにしてくれる、
そんな循環の中で育まれてきたものが、私たちの人生をより豊かなものに
してくれるのではないでしょうか。
〈ある〉に背中を押された旅人のように。何もないと思いこんでいたここには
確かな〈ある〉があることにきづいた住民のように。

私たちは、ここ、せとうちに〈ある〉ものを信じています。

 

せとうちHolics