せとうちブートキャンプ

2017年2月1日

2017年1月28日(土)・29日(日)の両日、愛媛県上島町の弓削島、佐島、生名島にて第一回せとうちブートキャンプを開催しました。

瀬戸内エリアに地域において密着したインバウンド観光の担い手を増やすこととネットワークを作ることを目指す一泊二日の「インバウンド強化合宿」です。

瀬戸内の様々な地域から、地域資源を活かしたインバウンド観光の取組を志す人が瀬戸内のど真ん中、愛媛県上島町に集結。離島ばかりでなる上島町の弓削島(ゆげじま)、佐島(さしま)、生名島(いきなじま)をフィールドに、現地アクティビティの体験や専門講師による講義、講師を交えた交流会、古民家ゲストハウスを会場にしたインバウンドツアー企画案発表会などの合宿プログラムに参加しました。愛媛大学の学生や行政関係者、メディア関係者らも参加し、約50名の参加者が講師のお話や、自然や食材など瀬戸内の資源の豊かさ、仲間との熱い議論を堪能しました。

講師には、インバウンドに特化した体験観光プログラムのインターネット販売で圧倒的なシェアを持つ「Voyagin(ボヤジン)」の代表・高橋理志さんとブルガリア出身の同社コンテンツプロデューサー アレクサンダー・スタンコフさん。同社の販売する日本全国の現地アクティビティの中から売れ筋などの事例を交えながら、地域の資源を活かすアクティビティの作り方を教わりました。

「モノ消費から、コト消費へ移っている今、田舎にある日常こそが、外国人観光客にとって日本文化を感じる非日常的空間である」という講師の言葉に、参加者は、瀬戸内エリアのもつ無限の可能性を感じたようでした。

弓削島、佐島、生名島をフィールドにした現地アクティビティ体験では、「海賊の学校」が提供する、地域の達人を先生に島を体験するプログラムを実施。
浜辺や野にある山野草を摘み、料理して食べる「摘み草の海賊」や地元・弓削商船高専の教官らによるロープワークやヨットのセイリング体験などに参加し、各々の地域にある資源に各自思いを馳せていました。

合宿を通じて参加者が作成し発表したツアー企画は、講師の審査を通過した優秀なプランについては、VoyaginのWEBサイトで実際に販売。ただ、学ぶだけでなく、学んだことを形にし、実践してていくことが「せとうちブートキャンプ」の大きなテーマです。